2020年は世の中が大きく変わりました。
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、仕事や飲み会、コンサートやスポーツ観戦、旅行やテーマパークでの体験など、
今まで当たり前にできていたことができなくなったり、さまざまな制約の中で行われるようになりました。
必然的に家で過ごす時間が増え、当初は多くの人たちが自由を奪われたと感じ、不便さを感じ、なんとも言えないストレスにさらされていたことと思います。
ところが、ある程度時間が経つと、一部の人たちは外出や消費が制限された環境に慣れ、制約の中で楽しめることを見つけ、人によってはコロナ前より豊かな時間を過ごしている方もいます。
自分で淹れるコーヒーが美味い。
自宅で出来るDIYやカスタムが楽しい。
キャンプやアウトドアが楽しい。
料理に目覚めた。
家でつまみを作って飲む酒も悪くない。
今までは「準備や片付けがあり、めんどう」と敬遠されていたものが、人生を豊かにするものへと価値観が変わってきているのかと思います。
当初はコロナが落ち着けば元の世の中に戻ると考える人も多くいました。 しかしながら、緊急事態宣言が解除され、移動の自粛が解除された現在も、元に戻る感じはありません。今の状態が日常となっていくのではと考える方が自然な感じです。
新しい日常が始まったこの時代を豊かに暮らすためにどう生きるかを考える。 今がそのタイミングなのかもしれません。
皆さんにとっての「豊かさ」とはなんでしょうか。
薪を割り、火を起こし、薪をくべ、火の始末や掃除をする。
薪のある暮らしは手間がかかり、めんどうな部分もあります。
しかし一方で、一連の手間は“楽しめる手間”でもあり、炎を眺める暮らしは、家族や仲間と語り合ったり、 時に一人静かに自分を見つめ直してみたり、人それぞれに楽しみ方、癒され方があり、貴重な時間をもたらします。
お気に入りのお酒を飲みながら好きな音楽を聴き、炎を眺める。
ストーブや焚き火でサツマイモやリンゴを焼き、子どもたちと食べる。
パチパチと薪が奏でる音を聴きながらハンモックでお昼寝。
ナイフやナタで黙々と薪を割って小割りにする。
ダッチオーブンでローストビーフやシチューを作ってみる。
家の薪ストーブで、キャンプの焚き火で。
よく乾いた良質の薪で、安全に、快適に、「薪のある豊かな暮らし」を楽しんでみてはいかがでしょうか。