取扱樹種の紹介

樹種の紹介

ROTATIONでつくられる広葉樹ミックス薪の樹種を紹介します。

Quercus serrataコナラ:ブナ科

コナラ:ブナ科 コナラ:ブナ科

コナラは日本各地に分布するブナ科の落葉広葉樹で、いわゆる里山の雑木林によく生えている木です。小ぶりで長細い実(ドングリ)を付けます。
一般的に「ナラ」と呼ばれているものは、このコナラと、オオナラ(ミズナラ)と呼ばれるものです。
コナラは薪にすると火力が強く、火持ちも良く、伐採しても切り株が残っていれば、そこから新しい芽が出て、15年ほどで薪や炭に適したサイズまで成長するため、 エネルギー革命により燃料が石油に代替されるまでは多くの家で植えられ、使われていました。
燃料としての薪や炭の他にも、しいたけのホダ木や家具材などにも使われ、また、クヌギ同様、カブトムシやクワガタが好む樹液が出る木として大人から子どもまで馴染みのある木です。

Wild cherry treeヤマザクラ:バラ科

ヤマザクラ:バラ科 ヤマザクラ:バラ科

ヤマザクラは本州・四国・九州に分布するバラ科の落葉広葉樹で、一般的にヤマザクラと言われる種はシロヤマザクラのことですが、オオヤマザクラやカスミザクラ、 オオシマザクラなどを含む「山に咲く桜」の総称として「ヤマザクラ」とも呼ばれています。
Rotationで取り扱っているヤマザクラの薪は、オオヤマザクラやカスミザクラなどの種です。
ヤマザクラは桜の仲間の中では寿命が長く、大きく成長します。
火力・火持ちはナラにはかないませんが、硬く、しっかりした材はゆっくり燃え、焚き火や薪ストーブ用の薪として問題なく使えます。
何より薫製チップでよく使われていることから分かるように、燃やすと甘い香りが漂い、その香りの良さが大きな特長です。
横向きの皮目が美しく、樹皮を素材にした工芸品「樺細工(かばざいく)」としても活用されています。

Acaciaアカシア:マメ科

アカシア:マメ科 アカシア:マメ科

アカシアはマメ科の落葉広葉樹で、日本全国に分布しています。日本でアカシアと呼ばれるものの多くは「ニセアカシア」という外来種で、 本来アカシアと呼ばれる植物とは違う植物です。「ハリエンジュ」とも呼ばれます。
暑さ寒さ、大気汚染にも強く、痩せた土壌でも繁殖するほどたくましく、成長が早いのが特徴です。
火付きも火持も良く、生育の早さ、どこでも育つことから、エネルギー革命前には薪として良く利用されていました。
花からは上質なはちみつが取れ、日本で獲れる蜂蜜の50%弱がニセアカシアを蜜源としていて、「アカシア蜂蜜」として親しまれています。